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Vol.01「Tokaiホースパーク」阿日塔(Aruta)さん

Tokaiホースパーク

バーデンパークSOGIのお隣に位置する乗馬クラブ「Tokaiホースパーク」は、2013年1月にオープンしました。経営者は、馬をこよなく愛し、自らも現役の馬術選手として活躍する、モンゴル出身の阿日塔(アルタ)さんです。
今回は、乗馬はもちろんのこと、曽木の住民や遠方から施設を訪れる人々の魅力について、多くを語っていただきました。

曽木の地で、乗馬の魅力を広めたい

はじめに、曽木町で経営を始められたきっかけを教えてください

私はモンゴルで生まれ育ち、今から15年前に来日しました。最初は愛知県に住み、乗馬の仕事に就いていました。ここでTokaiホースパークをオープンしたのは2013年です。乗馬クラブを作るにあたって、「自然に囲まれた、馬にとって良い環境」という条件で土地を探していた時に、曽木町のこの地に出会うことができました。

この乗馬クラブには、どのようなお客様がいらっしゃいますか?

小学1年生の小さなお子様から、82歳というご高齢の方まで、様々な方にご利用いただいております。引き馬といって、お客様が馬に乗って、私たちが手綱を引きながら場内をゆっくり一周する体験も人気です。また、競技会に出場するため、会員となって頻繁に足を運ばれる方もおみえになります。地元の方もみえますが、愛知県からいらっしゃる方も多いですね。

競技会で活躍する会員や馬を手厚くサポート

このクラブにいる馬たちのことを教えてください

ここの馬たちは、障害馬術競技※に出場しています。競馬で活躍する、いわゆる競走馬とは違い、ここにいるのはすべて乗用馬です。他の乗馬クラブでは、競馬から引退した10才以上の競走馬を引き取っていることが多いですが、やはり競走馬は気性の粗さが目立ちます。ここでは1才くらいから、温厚な性格の優しい馬になるよう大切に育てています。5才くらいまでは障害馬術の練習もさせていません。馬たちにとってストレスの少ない環境づくりに努めています。

一般的にイメージされるような競馬の競走馬とは違うのですね

馬術では、馬は力でコントロールするものではありません。本来、馬は優しい性格をしています。人間は馬のことを理解して、優しく接する方が良いのです。競馬を引退した競走馬や、成馬となった馬を海外から買ってくることもできますが、安全に乗れる優しい馬を育てたい、日本育ちの馬を送り出したいという思いもあります。

Tokaiホースパーク
アルタさんと次女の麻莉乃さん(高1)。中央は愛馬のマリアンモナーク。オリンピックアスリート強化指定選手証とともに。
会員の方はどのような競技会に出場されているのですか?

地方はもちろん、全国大会に出場される方もいらっしゃいます。私と娘(アルタさんの次女)は、昨年開催の希望郷いわて国体に、岐阜県代表として出場しました。娘は少年・スピード&ハンディネス競技で4位入賞を果たしました。曽木から若い人が活躍していけるようになればいいなと思いますので、今年の国体も頑張ってくれることを期待しています。

※障害馬術競技…競技アリーナに設置された様々な色や形の障害物を、決められた順番通りに飛越・走行する競技。障害物の落下が減点となる「標準競技」と、落下をタイムに換算する「スピード&ハンディネス」という、大きく分けて2つの競技スタイルがある。(出典:公益社団法人 日本馬術連盟ホームページより)

ご家族も乗馬でご活躍されているのですね

娘は、ここ2年間の戦績を認めていただけたおかげで、岐阜県が指定する「オリンピックアスリート強化指定選手」に選んでいただくことができました。妻も併設するカフェ(Café Restメープル)を切り盛りしてくれています。家族の理解と協力は、本当にありがたいですね。

応援してくれる方々への感謝の気持ちを大切に

運営する上で、特に気にかけていらっしゃることは何でしょう?

地域の人にも喜んでいただけるように、乗馬だけでなく、外観もきれいに保てるよう管理することを心掛けています。

外観だけでなく、厩舎もとてもきれいに整備されていますね

生き物を飼うと、もちろん排せつ物なども出ます。そういったものも常にきれいに片づけて、厩舎を清潔な状態にしています。臭いやそれにつられてくる虫などが増えると、近隣の住民の方にもご迷惑をおかけしてしまいますから。このような施設を運営するには、地域の方のご理解を得ることは不可欠だと思っていますので、しっかり清掃に取り組んでいます。

何頭も馬がいる厩舎ですから、整備は大変ではないですか?

本当に良くしてくださる会員さんが多く、厩舎の整備もよくお手伝いしていただいています。1人だけの力で運営していくことはできませんので、周りの方々の応援があってこそ運営できていると、日々感謝しております。

Tokaiホースパーク

馬も人も過ごしやすいクラブづくり

謙虚なアルタさんに代わり、会員さんがクラブの魅力を語ってくださいました。

Tokaiホースパーク
愛馬とふれ合う会員さん。ご自身も全国大会でご活躍されています。
こちらへはどのくらいのペースでお越しですか?

私は愛知県在住でして、いつも水曜日と土日に来ています。自分の馬が2頭いますので、来るたびに競技会の練習をしたりお手入れをしたりと可愛がっています。

Tokaiホースパークの魅力とは何でしょうか?

とにかくこのクラブの馬は優しいんです。厩舎の中でこんな風に馬と馬主がふれ合えるなんていうことはなかなかないですし、普通は危ない!と怒られてしまうと思います。他のクラブの方が見たら驚かれるんじゃないでしょうか。やっぱり、こんなことができるのも、アルタさんが大切に大切に育ててくださっているおかげだと思います。

どのようにして愛馬と巡り合われたのでしょうか?

アルタさんの目利きです。自馬が欲しい会員と馬との性格を考えて、マッチングしてくれるんです。私も最初は「もっと大きな馬の方が好きだなぁ」と思っていましたが、乗ってみて、触れ合ってみて、すごく気が合うことが分かりました。今ではすっかり仲良しです。さすがアルタさん!

曽木の地で夢に挑戦する

今後、挑戦していきたいことや、将来の夢を教えてください

1つは、大きな大会で良い結果を残すことです。家族や会員さんが、ホースパークで育った馬と活躍してくれると嬉しいですね。もう1つは、乗馬で地域の活性化に役立てるようにしたいということです。乗馬の魅力は、自分と馬とが一体になって楽しめるスポーツだというところにあります。身体にも良く、リハビリとしていらっしゃる方もいるほどです。ぜひ足を運んでいただけたらと思います。